「日常」

悟りは既にここに在ります。幸福は既に実現されているのです。

しかし、その幸福を妨げる障害が一つだけあります。それは私と認識している心です。マインドです。そのマインドは願望そのものです。

もし、あなたがいま幸福ではないのなら、あなたの幸福を妨げるマインドを取り除く事だけに務めなさい。

それだけがあなたを真に幸福へと導く方法です。

皮肉な事に、あなたが幸福になれると思っているものが、あなたの幸福を妨げているのです。

それゆえに、あなたが幸福になれると思っている対象の全てが、あなたの幸福を妨げている事を認識しなければならない。

あなたが幸福になれると思っているものは何ですか？

それを追い払ってください。

そうする事で、既に実現された幸福への扉は開かれるのです。

未来の幸せのために生きるのをやめて、今ある幸せのために生きるのです。

それが悟りを生きると言う事です。



人はみな常に幸福を探究して生きている。先ず幸福とは何か？それを知らなければならない。幸福とはあなたの本性そのものである。

つまり、幸福が自己の本性なら、幸福とは何かを得る事ではなく、得ようとする心の消滅をもって辿り着く場所でしかない。

従って、何かを得る事で幸福になれると勘違いしている以上、人は幸福から遠ざかり続けるだろう。その事実に気付き確信する事で、人は心の平安を取り戻す事ができるのです。

即ち、幸福とは最初からあなたにそなわっているもので、あなたが生まれる以前より実現されていた平安。それこそが真の幸福なのです。

では、ここからが本題です。本性そのものである幸福を実現するための方法をここでお伝えしたいと思います。



『私の教えはシンプルだ。第一に先ず意識の目覚め。第二にカルマの解放。第三に全ての事象は一つの意思によって起きている事への気付き。私の教えはこの三つに集約される。それらの教えを軸に、あなたもまた心の平安と、そして真の至福を実現させるのです。』



①意識の目覚め(至福への道)

先ずは自分自身の本性を知りなさい。それが意識の目覚めの始まりです。主が主を自覚して初めて主は目覚める。真の自己へと目覚める事により、あなたの中の至福は開花されるのです。


②カルマの解放(解放への道)

汝の欲する事を行いなさい。それが法の全てとならん。法の書の有名な言葉です。法の全てとはあなたの本性そのものの意思。欲する事で解放の道は始まるのです。欲した結果、その希望は必ず絶望を引き起こす。その直後、この絶望は誰に対して起こっているのか調べ続ける事です。それは本当の自分に対し起こっている事がわかるだろう。そうやって本当の自分とカルマを引き離す事で、真の自己を見失わず、浮き彫りになったカルマを手放す事ができるのです。カルマを解放する事ができなければ、本当の意味で心の平安は実現されない。常に不安が付きまとう人生からは免れる事はできないでしょう。従って、自分の欲する事を行わなければ、神の意思は実現されない。ですから、欲する事を悪としてはいけないのです。欲する事を悪とする事じたい悪となるのです。だからもう一度言います。汝の欲する事を行いなさい。それが法の全てとなるのだから。


③一つの意思(無為への道)

全ては一つの意思によって動いている。そのため全ての事象はあなたと私の力により動いているのです。一つの意思により行為者もまた一人。それが「わたしでありあなた」だ。どんな人間関係も神の意思の実現のために起きている。だから誰一人として責める事はない。それを知る事であなたは無為(一切の抵抗の放棄)の在り方を実現する事ができる。そうして心は平安へと導かれるのです。



私の最終目的は真我を主体としてあなたが生きる事です。この三つの教えを実践する事で、あなたをマインドベースから真我ベースへとシフトさせる事ができる。しかし、悟ったからとて心と身体はついてくる。心と身体を持ちながら平安を生きる道。それこそが真我を主体として生きる道です。これが私とあなたの究極な目覚めとなるのです。



愛を求める者よ。偽りの自己を消滅させなさい。何故なら、偽りの自己が欲して手にする愛は全て偽りでしかない。それゆえに、そのような愛の求め方では愛は手に入らない。本当の意味で何も上手くはいかない。愛が欲しいのなら存在する全てに愛を与える事です。何故なら、存在する全てが本当のあなた自身だからです。そして愛を受け取るのもまた本当のあなた自身なのです。従って、あなたの愛の向かう方向を変えること。あなたの愛を存在する全てに向ける事で、あなたへの至上の愛は与えられるのです。

全ては一つの自分自身。

偽りの自己の消滅により、いずれ全ては自分自身であると言う感覚が現れるだろう。その感覚を取り戻す事で、愛を欲する自分から愛を与える自分へと変わる。そして、あなたの愛の向かう方向もまた変わるのです。

それが、真我を主体とした最高の生き方であり、悟りを開いた者の完成された最終的な在り方となるのです。


迷える人たちよ。私はここから手を差し伸べようと思う。あなたが私に手を差し出すのなら、私はその手を掴み意識の深奥に在る癒しの場所へとひっぱり出そう。

本当に救いを求めている者、いま苦しみの中にある者、何か質問がある者はここにコメントをして話しかけてください。私が答えます。


私が癒される場所。あなたが癒される場所。それは永遠に同じ一つの場所なのです。

私はそこであなたをずっと待っています。